Stories around Els

 

大人のインテリアに不可欠な上質な家具、個性的な装飾品の話、買付のこぼれ話や海外で見つけた素敵なブティック、

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サバンナの夕日-imported wallpaper-

最終更新: 2018年5月9日

ヨーロッパのファブリックメーカーは、ファブリックと同様にデザイン性に富んだ美しい壁紙コレクションも多く発表しています。ファブリックと同じテーマ、同じパターンを用いた壁紙は空間のトータルコーディネートに役立ち、ヴァリエーションも豊富に存在します。



最近は、ファブリックとのコーディネートだけではなく、壁紙をアート素材として単体で見せるインテリア事例も増えています。壁一面を壁画のように見せる風景柄や、まるで動物の毛皮のようなテクスチャーで質感をアピールするもの、ストライプやボーダーにディテールを加え、大自然の一シーンを連想させるようなニュアンスに富んだものなど、それぞれのタイプを得意とするメーカーから、個性的な壁紙を選べるようになりました。



このように色、デザイン、質感、全てに優れた輸入ウォールペーパーをパネルに仕立て、絵画や写真のように壁を飾ることもエルスデザインの提案の一つです。油絵やコラージュといった、アーチストの手から産み出される唯一無二のファインアートとなると、一般的には高額で、選ぶのにも入手するのにも慎重になり時間がかかります。しかし輸入ウォールペーパーなら、比較的安価で、数ある選択肢の中から空間のテーマに沿った色、デザインを選び、サイズや仕様もこちらの希望でカスタムメードできます。




こちらが最近横浜のお客様に納品させていただいたアートパネル。英国ブランド、Harlequin - ハーレクインのウォールペーパー、Dintinctを用いています。色は4色ありましたが、納品先のダイニング家具、クッションの色から迷わず黄色を選択。縦ストライプをボーダー使いにし、アフリカ大草原の地平線に見立てました。サイズは、元の4連作フレームがあった空間に収まるようにW80 X H65cmに。コンパネの上に壁紙を貼ることは単純な作業のように思えますが、ご希望のサイズに仕立てるために、下8cmのところで柄のリピートを継いでいます。



パネルのご依頼主である横浜Y邸は、かれこれ18年前、和洋折衷だった御宅を「フレンチコロニアルスタイル」で一新。それから長い年月を経て、少しずつ家具を入れ替え、季節ごとに小物を整え、現在テーマは映画『Out of Africa』の大人な空間へ。数年ごとに何かしら新しいアイテムを加えたり交換したりすることで、こちらの御宅独自のインテリアスタイルを確立、現在も尚進化し続けています。この春はダイニングのウォールアートを更新するタイミングとなりました。




工房から出荷されたときは、普通にフラットなパネルでしたが、そのままですと白いクロスの壁にペタッと付き「アートパネルとしては主張が弱い」と、お施主様自ら裏に空き箱を付けられて、壁から少し浮くように設置を工夫なさいました。それが功を奏して、パネルそのものの存在感のみならず、いい感じの陰影を壁にプラス。以前の動物デッサンに比べるとシンプルでマニッシュなこのパネルは、男性ファンの多いモダンアートを彷彿させるせいか、息子さんやご主人にも好評だとのことです。




階段上、二階の高みからのダイニングの眺め。この機に中板を外してオーバルから丸に戻されたダイニングテーブルは、食事をとるという日常スタイルから解放されて、ダイニングエリア全体を夜のくつろぎスペースに演出するのに一役かっています。ウィスキーグラスを片手に、葉巻を燻らし、カードゲームに興じる大人たち、まるで映画のようなワンシーンがいまにも始まりそう。


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