パリの女一人旅、一人ご飯 



一人旅をしていて意外にも大きな課題が食事。地元の食材を使った本場のお料理を楽しみたい!という気持ちはあっても、ヨーロッパ標準の一皿は、日本よりもややボリューム過多。ましてや毎回フルコースメニュを完食することは胃にも懐具合にも厳しい。という訳で、パリ6区界隈で上手に胃袋を満たす私なりの工夫をご紹介致します。





パリ初日、関西からの直行便の到着は夕方。荷物を運んで一段落するとちょうど晩御飯の時間です。長距離フライトは着陸直前に軽食のサービスがあるため、それほどの空腹感はない、でも安眠のためには軽めの一皿という時、寒い時期ならブッシ通りのワインビストロ、Au Chai de L'Abbaye (26 Rue de Bucci, 75006)のシュー・ファルシがお勧めです。簡単に言えばスープ仕立のロールキャベツ、お肉とお野菜が一度に取れてヘルシーしかもジューシー。長時間のフライトで乾ききった身体にはスープが優しく染み入ります。カフェを併設したビストロは、一皿だけの注文でも決して嫌がられませんし、サービスも早い。お値段もワイン込みで20ユーロ前後です。夏だったらメロンと生ハム。通常前菜のこのメニュもカフェならこの一品でOK。陽が長い夏はテラスでプロセッコかロゼワインと一緒に。オデオン駅の裏手にあるビストロ、Le Comptoirール・コントワは、フランスならではの食材を活かしたオリジナルメニュに定評がありボリュームも控えめ。ただ人気あり過ぎて入れない時も多いことにご注意ください。周りに沢山カフェレストランがあるので食いはぐれることはありません。




翌朝の食事は、セーヌ通りから3分歩いてRue Buciでパリの定番クロワッサンを。カフェのプチデジュネはカフェとオレンジジュースがついて6−8ユーロとお得感があります。Rue Buci -ブッシ通りは、スーパーやカフェ、花屋、八百屋、肉屋と食の店がひしめく、地域密着のマルシェのような通りですが、その中でも一番バゲットが美味しいと言われていたCartonが、とても残念なことに昨年店を閉じてしまいました。以来、パンは日本でもお馴染みのPaulで買っています。パンだけじゃ物足りないと思ったら卵料理も一緒にいただける、Le Cafe de Paris(10 rue de Buci, 75006)へ。とろふわのオムレツがついても12ユーロです。こちらは昔ながらのギャルソンのいる典型的なパリカフェです。




特に人と晩御飯の約束がないときは、お昼をしっかり食べて夜は軽めにします。パスタの美味しいオデオン界隈のイタリアンに行く確率高いです。イタリア系移民家族の経営する本格派イタリアンなら、メニュの種類が豊富で何でも美味しい。こちらのポモドーロパスタは、メトロオデオン駅のすぐそばにあるCasa Bini(36 Rue Gregorie de Tours, 75006)で。てんこ盛りのパルメザンチーズは、こちらがいいというまで惜しげも無く削ってくれます。ランチタイム限定の前菜とパスタセット(当時22ユーロ)で、前菜は一番最初の画像にあるツナクリームを詰めたパプリカサラダでした。これにグラスワインとミネラルウォーターを頼めば30は超えちゃいますけれど、お腹は大満足。




炭水化物満載のランチをとった夜は、近所のスーパーか、冷凍食品専門店Picardで食材を調達します。冷凍食品と言っても日本のそれと違い、見た目がとてもお洒落でお味も本格的。殆どのパックが電子レンジで調理可能、画像1番目の前菜の詰め合わせはなんとチンする必要さえなく自然解凍でOKです。一箱5-10ユーロで、半分だけ食べて残りを保存できるのも嬉しい。お惣菜専門店で計り買いしタッパーに詰めてもらうこともありますが、こちらはやや割高でレストランで食べるのと同じくらいかかってしまうこともあるので要注意。




さらにお野菜不足を感じるなら、迷わずマルシェや八百屋さんで生の野菜を買いましょう。フランスのマッシュルームはこくがあって生で食べても十分美味しいですし、サラダにしてもパンに載せても何にでも合います。アリコベール(インゲン豆)やアスペルジュは茹でて塩振るだけでも美味。地元の濃厚なバターで炒め胡椒を振れば立派なサイドディッシュになります。秋口のきのこ類は市場に行ったら必見で、トランペットなど日本ではあまり見かけないものがずらり。いつも感心するのはパリの八百屋は色とりどりのお野菜をとても美しく並べまるでアート作品のよう。赤や黄色、新鮮なグリーンを見ているだけで元気が出るのは、目から直接ビタミンを吸収しているのかもしれません。元気をもらうためにも、毎日一回は八百屋やフルーツの店に立ち寄る、これお勧めです!



この記事は、2020年10月3日(土)に行った、エルスのパリオンラインミーティングのフォローアップ情報です。参加者の方から、ミーティングでご紹介した料理が食べられるお店の名前と場所を教えて欲しいとお問い合わせがあったのでアップしました。メニュは日々変わるでしょうし、舌も人によって異なるので、次回現地で同じような感動が得られるかは保証の限りではないのですが、ご参考になれば嬉しいです。


次回のエルスオンラインミーティングは未定ですが、ご希望があれば随時開催します。ご関心のある方は是非お知らせください。



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