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大人のインテリアに不可欠な上質な家具、個性的な装飾品の話、買付のこぼれ話や海外で見つけた素敵なブティック、

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Paris Deco OFFー1月恒例の展示会ー

最終更新: 2018年4月9日

  



毎年1月の後半、パリにきます。Maison et Objets Paris Deco Offなど、大きなインテリアの展示会が開催されるこの時期、パリは観光シーズンとはまた別の活気で賑わいます。ファブリックメーカーにとって、その年のビジネスを左右する新作コレクションの紹介をする重要なシーズンだからです。上の画像はスペインファブリックブランド、Alhambraーアルハンブラの2018年新作コレクション、MAGARA。アフリカに住む部族に共通する信仰からインスピレーションを受け産み出されたのだそうです。クッションがこれだけ集まると圧巻。特に羽モチーフプリントにぐっと来ます。




セーヌ左岸にあるアートギャラリー街は、そのスペースをそっくりファブリックメーカーに貸し出します。通りに釣り上げられる各メーカーの新作ファブリックを張った巨大ランタンがこの時期の風物詩。ここ数年お馴染みの景色となりました。今年は会期中ほとんど晴れることなく、雨に濡れそぼるランタンたち。それでも美しく高価な生地を身に纏っているので華やかです。上質なファブリックはどんな場所でも見栄えがします。



DECO OFF展示者はファブリックメーカーだけではありません。日本でも人気のある英国塗料ブランド、Fallow &Bowlーファロー&ボウルのショーケースはひっそりとしたマザリン通りにありました。美しい色のバリエーションは日本の塗料と比べようもなく、注文住宅では日本でも最近よく使われているようです。刺激的な匂いがなく速乾性に優れているので素人も扱いやすく、知り合いの建築士さんもこのブランドを絶賛していました。今年ファロー&ボウル以外にも日本にまだ上陸していない塗料ブランドに出逢いました!




こちらは右岸4 Rue Vide Gousset、Designers Guild-デザイナーズ・ギルドのショーケース。このトリシア・ギルド率いるこのメーカーは、クリスチャン・ラクロワなど有名ブランドを傘下に持ち、ファブリックのみならず、オリジナル家具やラグ、ルームフレグランス、アロマキャンドルシリーズにも力を入れています。私個人的にもこのブランドのアロマキャンドル、クッションが大好きで、10年前ベルギーで購入したストライプとチェックを表裏に配したクッションは、我が家の寝室で今も現役です。




ちなみに左岸、右岸というのは、セーヌを真ん中に置き、パリを上下2つに切り分けた呼び名です。短いパリの滞在中、異なる展示会場を目指してセーヌの両岸を何度も行ったり来たり。上の画像は、セーヌ左岸の造幣局 MONNAIS DE PARISの建物上層階窓からの眺めです。連日の雨のためセーヌは氾濫寸前、ポン=ヌフの横から突き出た三角地帯、お天気の良い日にはパリっ子たちが憩う人気の広場も完全に水の下です。驚くのはこんな場合であってもセーヌはゆったりと蛇行し続け、行き交う人はいつもと変わらずそのほとりを歩いていること。天気の交通機関への影響に一喜一憂する日本では有り得ないこの光景、不安とは逆にむしろ肩の力が抜けました。


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