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    Curtains & cushions -組み合わせ無限のパレット360色-

    最終更新: 2018年4月7日


      カーテンをオーダーメードするにあたって、ファブリックの選択は無限にあります。2018年のエルス一押しは、英国ブランドROMOのLinara。その特徴は、まず綿麻混紡の洗える自然素材であること、ピーチスキンと呼ばれる起毛した優しい風合い、豊富な色、なんと360色のパレットからお好みのニュアンスカラーが選べます。

      柄のない生地をあえて使う醍醐味は、微妙な色でニュアンスを重ね、統一感だけでなく、深みや奥行きを持たせられること。例えばこの寝室のテーマは「Pink Serenity- ピンクの静けさ」。(なんて素敵な響きでしょう!)数種類のピンク、グレー、淡いラヴェンダーが集まることで、ピンクの弾むような明るさがぐっと落ち着いて大人の空間に変容します。


      Linara by ROMOサイトのイメージ画像にインスピレーションを受けて制作したのがこちら。日本のマンションでは、伸びやかな天井高や古びた壁の質感までを再現するのは至難ですが、カーテンとヘッドボード、枕を覆うカバーは、LINARAモデルと同じ品番で。現実の白いクロスに馴染みすぎないよう、シーツはベージュのナチュラルリネンのものを。



      

      この寝室には窓が2つありますが、朝の光は枕元ではなく、足元の腰高窓から入ります。実はLinaraリナーラのピーチスキンと呼ばれるテクスチャーは、光が当たるとその魅力をさらに発揮します。画像からそのふんわりとした風合いが伝わりますでしょうか。加えて、ドレープの襞の隙間、生地が重なった部分とそうでない部分の濃淡のコントラストがとても美しいです。







      

      ヘッドボードは中芯にコンパネ、その上にポリエステル綿を巻き、ファブリックをかぶせています。アクセントにフリンジをつけたのも、モデルと同じ仕様です。ただ一点、Linaraモデルと異なるのが角の丸み。ヨーロッパのリュスティックな剥がれ落ちた塗料の壁、無垢の床材の中にあってはとんがった角形もありですが、日本のマンションのやや人工的で無機質な空間の中では角が立たない方がしっくりきます。余談ですが、ファブリックのような柔らかい素材でできたヘッドボードの存在は安眠に大きな効果があることもわかりました。頭の周りを囲まれることで人は安心するのかもしれません。



      ベッド後方、枕元にある大きな窓。外が室外機などを置くサービステラスであるため、昼間は鳩たちの格好の溜まり場になっていました。クッククックと鳴声が響くたび、我が家の猫たちは気が気でなく、まガラスの前に何時間も身をかがめてへばりついていました。ヘッドボードがおかれてからは、この見張り番が必要なくなったのはいうまでもありません。